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　フィリピンを訪問中の潘基文国連事務総長は21日、マラカニアン宮殿でアキノ大統領を表敬訪問し、台風ヨランダ(30号)による被災地の復興問題などを話し合った。その後、被害が甚大だったビサヤ地方レイテ州タクロバン市入りし、被災者に救援物資を自ら配給した。

　バルテ大統領報道官補によると、大統領は、被災者に哀悼の意を表明した潘事務総長に謝意を示すとともに、被災地での今後の支援や復興について話し合ったという。

　表敬訪問にはデルロサリオ外務長官も同席した。

　国連は先に、被災者支援のために総額３億１００万ドルの援助が必要として加盟各国に呼び掛けるとともに、２５００万ドルの援助も表明していた。

　潘事務総長は20日深夜に比に到着し、22日まで滞在する。