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　中国が派遣する初の艦船、病院船「ピース・アーク」（１万トン）が24日、台風ヨランダ（30号）の被災者支援のため、ビサヤ地方レイテ州のレイテ湾に到着した。

　大統領府によると、病院船はベッド数３００床規模で、多数の高度な医療機器を装備している。医者や看護師など１０３人と35トンの医薬品を乗せ、タクロバン市沖約16キロに停泊している。陸上に拠点を設置し、そこから患者の状態によって、病院船へ運んで治療を行う。比政府や国軍との調整後、支援を始める予定。

　中国の馬克卿駐比大使は「赤十字チームと病院船の派遣は、わが国の海外被災地支援の歴史における重要な一歩。比に到着した初の病院船であり、重要な役割を担っていくことを期待している」と述べた。（大矢南）