裁判生中継の功罪は? 最高裁判決で波紋広がる
[ 1195字|政治 (politics) ] 有料司法長官ら 再考申し立てへ
知る権利か、公正な裁判か——エストラダ前大統領の不正蓄財裁判の生中継を認めなかった最高裁判決が波紋を呼んでいる。「国民の知る権利より、被告人の権利擁護と裁判の公正性確保が優先される」と断じた最高裁に対し、原告側のペレス司法長官や左派系市民団体は「知る権利と被告人の権利の重さを測り間違えた」などと反発。今月十日に予定されている略奪罪の罪状認否を前に、判決の再考を申し立てる構えだ。