複合企業大手サンミゲルとケソン市はこのほど、洪水対策として同市内の河川や水系の浄化や再整備事業を行なうことで提携合意に達した。サンミゲルが同市内を流れるサンフアン川やトゥリャハン川からラメサダムにかけての水系における主要地点の浚渫や拡張事業を行なうほか、クリーンアップ事業も行う。事業期間は5年間で、ケソン市側が特定した河川や水系の主要地点における雨水のマニラ湾への流出にネックとなっている環境を改善し、廃棄物や汚泥の除去などもサンミゲル側が実施する。洪水制御事業を巡ってはマルコス大統領が施政方針演説で汚職により多くの事業が完工していないなどと指摘し、不正に関与した企業の幹部などを訴追するよう指示している。(27日・インクワイアラー)
河川浄化事業で提携ケソン市とサンミゲル
2025/8/28
経済
