最近国内の消費者が国産米より輸入されたベトナム産米を好む傾向が強まっているとして、農務省のラウレル大臣が稲作産業開発事務所に調査を命じた。ラウレル大臣は「(この傾向は)フィリピン人がコメの数量よりも、その質感やアロマ、味や全体的な食事経験といった品質に優先度を置くようになったことを意味するかもしれない」と述べ、調査結果に基づき比のコメ行政を改革する必要性も示唆している。農務省によると、比の消費者は最近、粘り気が強く、もっちりとした食感のある低アミロース品種のコメを好む傾向があるとされるが、依然長粒米の方が好きだとも言われている。ベトナムのプレミア米であるST25は2019年に世界で最高のコメ品種と認定されているが、同省によると比国内のハイブリッド米にも同様な品質を持つコメがあるとしている。(23日・マニラタイムズ)
ベトナム産米 農務省調査へ
2025/8/25
経済
