情報通信技術省のヘンリー・アグダ大臣は、バタアン州モロン町にあるバタアン原子力発電所跡地に、大規模データセンターや風力・太陽光発電所、学生4000人を収容できる情報技術大学などを建設し、国内最大級の統合デジタルハブとして再整備する事業計画をマルコス大統領に提案する意向を示した。国内建築・都市開発デザイン会社のHBマユガ&アソシエーツが制作した設計図も準備されており、第1期事業では象徴的な原子炉廃棄物のサイロ貯蔵施設跡地を電力消費量20メガワットのデータセンターに改造する。第2~3期では再生可能エネルギーで稼働する同50メガワットのデータセンターを建設し、風力・太陽光発電所も併設するほか、1030メガワット規模のバッテリー・エネルギー貯蔵システムも新設。IT系大学も複数誘致する。モロン町は光海底ケーブル陸揚げ基地のあるラウニオン州ポロポイントに近くITハブ建設にはうってつけだという。(23日・スター)
ITハブ建設計画 バタアン原発跡地で
2025/8/25
経済
