フィリピン国家警察(PNP)は、2025年7月から9月にかけて全国の重点犯罪件数が前年同期比で約14%減少したと発表した。警察当局によると、期間中に記録された事件は8988件で、2024年の10430件から減少。全国で監視対象となっている8種類の重点犯罪のうち、強姦事件が33%減と最も大きく減少し、自動車盗難が28%減、殺人が24%減と続いた。PNPは、今回の減少について法執行と犯罪抑止の強化が成果を上げたと話した。また、犯罪傾向を週次で分析し、治安維持が必要な地域を重点的に監視する体制も整備したという。当局は、今後も地方自治体や民間団体と協力し、犯罪の未然防止と安全な地域づくりを推進する方針を示した。
重点犯罪、全国で14%減
2025/10/15
