マルコス大統領は、医療従事者の献身と努力が国民に希望と医療を届けていると強調し、感謝の意を示した。大統領は９月、マニラ市のホセ・ファベラ記念病院を訪問し、命を救い家族を支える医療従事者の役割を「希望を与える最も重要な仕事」と評価。さらに同病院で導入されたゼロ残高請求制度を視察し、母親と新生児の入院費約１４０万ペソが免除された事例を確認した。

同制度は、患者が病院費を負担せず医療を受けられる仕組みで、７月から９月に総額１億円超を肩代わりした実績がある。大統領は、制度の円滑な運用を称賛するとともに、フィリピン健康保険公社の強化を通じて恩恵をさらに拡大していく考えを示した。