フィリピン統計庁によると、今年1~4月期のココナツ油輸出額は9億7300万ドルと前年同期比63%増と大幅に伸びている。ココナツ油の国際市場価格が上昇しているためで、世界銀行によると5月にはココナツ油の市場平均価格が過去最高となる1トン当たり2742ドルまで上昇している。また、パーム油や大豆油の価格が高騰していることから野菜油の一種としてのココナツ油への需要が世界的に高まっているという。ちなみに2024年の比産ココナツ油の輸出額は23年比88%増の22億2000万ドルと過去最高を記録していた。比ココナツ庁は、今年も比産ココナツ油に対する世界市場からの需要が堅調だとしてその輸出額も昨年実績を超えて過去最高を更新すると確信している。(12日・スター)
ココナツ油輸出額 1~4月63%増加
2025/6/13
経済