鉱業大手セミララ・マイニング&パワー(SMPC)は11日、セミララ炭鉱の操業区域をこれまでの4369ヘクタールから5221ヘクタールに拡張するための環境適合証(ECC)修正を環境天然資源省(DENR)が承認したと明らかにした。同社はエネルギー省から総面積1万3000ヘクタールの炭鉱操業認可を得ており、現在操業中のセミララ島内ナラ炭鉱に加えて、アカシア炭鉱の操業を増強することが可能となった。これで操業するセミララ島の露天掘り炭鉱からの石炭生産上限量も現時点の1600万トンから2025~27年には2000万トンに増えると見積もられている。同社は今年の資本支出額64億ペソのうち83%を炭鉱事業に投入する予定。また、中国と韓国というこれまでの主要輸出先以外に販路を拡大するため、インド、タイ、日本、ベトナムなど周辺諸国への石炭輸出に向けた交渉を進めていると明らかにしている。(12日・マニラタイムズ)
セミララ炭鉱拡張 DENRが承認
2025/6/13
経済