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邦人4容疑者セブに潜伏か 首都圏警察総監が明らかに

2024/7/19 社会
まにら新聞の単独取材に応じるナルタテス首都圏警察総監=18日午後、首都圏タギッグ市の首都圏警察本部でジャスパール・タン撮影

ナルタテス首都圏警察総監はまにら新聞の取材に対し「邦人容疑者は計8人。逮捕の4人以外はセブに潜伏」と明かす

 ホセ・ナルタテス首都圏警察総監が18日、まにら新聞の単独取材に応じ、特殊詐欺を働いていたとみられる日本人4人が首都圏パサイ市とパラニャーケ市でフィリピンの捜査当局に逮捕された事件に関連し、同じグループに属しているとみられる別の容疑者4人がセブに潜伏しているとみて捜査していると明らかにした。

 同グループのリーダー格とみられるサワダ・マサヤ容疑者(43)=漢字不明=は、16日午前11時すぎにセブ・パシフィック航空の国内線でセブからマニラ空港に到着した際に入管職員が逮捕した。また、同日午後2時ごろには当局が首都圏パラニャーケ市にあるサワダ容疑者の滞在先を家宅捜査し、同居していたとみられるスズキ・セイジ(29)、ウエダ・コウジ(27)、キヨハラ・ジュン(29)=同=の3容疑者を逮捕した。いずれも5月に大宮簡易裁判所から日本国内での不法拘禁、監禁、恐喝、詐欺などの容疑で逮捕状が出されていた。

 容疑者らはカンボジアから日本を対象にした特殊詐欺を行っていたが、摘発の恐れが高まったことから、比に拠点を移そうとしていたとみられる。今年1月に比に入国し、同市BFホームズの住宅などに潜伏していた。

 ナルタテス総監は「比入管から強制送還命令が出ているのは8人」とした上で、「残り4人の容疑者は(サワダ容疑者らが逮捕された)首都圏の2都市にはおらず、1人はセブ市にいることが確認されている」とし、4人ともセブに滞在している可能性が高いと話した。

 16日にサワダ容疑者以外の3人が逮捕された家宅捜索の現場にいたもう1人日本人については、有効なビザを所持し、強制送還命令の対象でもなかったため逮捕しなかったことを認めた上で、「この日本人もカンボジアと比を何度も行き来していた」と明らかにした。

 さらに総監は「(逮捕した4人は)これまでのところ比での犯罪歴や容疑はないが、滞在中に犯罪を犯していた可能性があり、慎重に捜査を続けている」としている。(ジャスパール・タン、澤田公伸)

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