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首都圏Rt0・85に上昇 リスク区分1段階引き上げ

2021/12/28 社会

首都圏の新型コロナ実効再生産数が15日の0.42から23日は0.85に上昇

 フィリピン大などの独立研究グループ「OCTAリサーチ」のギド・ダビッド研究員は27日、首都圏における1人の感染者から何人へ感染が拡大するかを示す実効再生産数(Rt)が23日現在で0・85まで上昇したと発表した。Rtは1を超えると感染拡大を意味する。まだ1未満だが、0・42だった15日からは倍増。これを踏まえOCTAは首都圏の感染リスク区分を「極めて低い」から「低い」に1段階引き上げた。

 首都圏の1日あたりの1週間平均感染者数は26日時点で116人。約3週間ぶりに100人を超えた。10万人あたりの1日感染者数も0・82に上昇。22日に0・77に微増していた週平均検査陽性率は、25日には1・41%と上昇した。

 25日の首都圏感染者数は201人。全国の感染者上位10自治体のうち、8自治体が首都圏の市だった。社会交流が活発化するクリスマスシーズンに首都圏の感染指標が軒並み悪化した格好だ。

 ただダビッド氏は「検査数自体が減少しているため感染傾向を判断するには1月まで待つ必要がある」とし、再び感染拡大傾向に入るかどうかの判断を避けた。

 同氏はまた、パーティーや集会での感染例が首都圏の医師から多数報告されていると発表。マスク着用やソーシャルディスタンスなど最低限の防疫規則を「首都圏の住民は順守しなくなってきている」と指摘。規則を順守し、風邪のような症状がある際には、集まりへの参加を自粛するよう呼びかけた。

 また27日の英字紙スターによると、26日の全国の検査陽性率は2%となり、11月以降最高水準となった。ただし、世界保健機関(WHO)の安全基準である5%以下をまだ満たしている。(竹下友章)

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