Logo

01 日 マニラ

29°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,870
$100=P5,610

01 日 マニラ

29°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,870
$100=P5,610

世界で注目の比人看護師2人 コロナとの戦い

2020/12/18 社会

 フィリピン人女性看護師メイ・パーソンズさんが今月8日、国際ニュースで取り上げられた。英国の国営医療制度「国民保健サービス」(NHS)で働く2万人近い比人看護師の1人だ。マーガレット・キーナン(90)さんに新型コロナウイルスのワクチンを注射したのだ。過去1年、大きな被害を与えてきた世界的流行に終止符を打つと期待されているワクチン接種事業の始まりだった。

 その翌日、別の比人看護師フロー・ロズさんが国際ニュースで取り上げられた。米国カリフォルニア州で人気テレビホスト、エレン・デジェネレスさんがロズさんに新車をプレゼント、自宅に届けたのだ。ロズさんはセブ出身。3月、勤務中にコロナに感染したが、回復後すぐに職場に復帰していた。

 ロズさんは答えている。「コロナ禍で多くの家族同様、経済的には苦しい。これまでは夫と1台の車を共用し、同僚に乗せてもらったり、歩いたり、ウーバーを利用したりしていました。いま人々の世話ができることを光栄に思っています」。デジェネレスさんは、ロズさんの仕事ぶりは本当に素晴らしいと本人に感謝を伝えた。

 ところがその翌日、デジェネレスさんがコロナに感染していることがわかった。彼女はインスタグラムで「今のところ元気です。クリスマス休暇後、また会いましょう。皆さん、どうぞ健康で安全にお過ごしください」と伝えている。

 比人看護師は、欧州、中東、米国はじめ世界中の医療施設で働いている。コロナ患者を世話するなか、自分たちも高い感染率と死亡率に直面している。ワクチン接種が始まったとはいえ、流行はすぐに終わりそうにない。

 感染者と死者の増加に世界は注目しがちだが、私たちは、英米のニュースを通して比人看護師ら医療従事者の働きが認められたことをうれしく思う。(14日、ブレティン)

おすすめ記事

カラヤアン諸島の砂州に比名を 外相が国家海洋委決議に署名

2025/7/1 社会 有料
有料

前大統領の受け入れ拒否 オーストラリアとベルギー政府

2025/6/30 社会 無料
無料

比人6人が帰国 イランから

2025/6/30 社会 有料
有料

「フィリピン最後の秘境」で残留日本人を訪ね歩く フィリピン残留二世たちが生きた戦後80年⑫

2025/6/30 社会 有料
有料

証人を保護・渡航支援 ドゥテルテ氏訴追で政府

2025/6/29 社会 無料
無料

パサイ市でも発生報告 邦人狙いの拳銃強盗

2025/6/29 社会 有料
有料