Logo

24 日 マニラ

32°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,830

24 日 マニラ

32°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,830

繰り返される不具合 学ばない中央選管

2019/5/26 社会

 企業で仕事がうまくできなければ、解雇されるか辞任する。フィリピンの選挙を担当する「会社」の場合、投開票を問題なく実施するために議会から納税者の金100億ペソが与えられ、3年間の準備準備が費やされる。それにもかかわらず不具合を繰り返す中央選挙管理委員会を、私たちはどうすべきなのか。

 中央選管の問題はアバス委員長とカスケホ委員によるものだ。アバス氏はアキノ前大統領に最年少で15年に任命され、16年の選挙を経験した。カスケホ氏は自動化されていない選挙を2回、自動化選挙を2回経験。彼らは選挙期間や票読み取り機器に不具合が起きた選挙当日、サーバーへのデータ送信の7時間遅れが起きた時ですら姿を見せなかった。

 トラブルの発生は予測できたことで、過去の経験から学んでいない。今回の上院選では改選数の12以上に投票したとして約100万票が無効になった。投票前に書き込まれた用紙もあったとされるが、なぜ機器の確認機能を使わなかったのか。

 10年の選挙では機器205台に不具合が発生した。13年は171台、16年は150台に同じことが起きている。今年は機器961台とSDカード関連1665件に不具合が発生した。10年の投票で最初に使用された票読み取り機器は、13年にも同じ問題が発生したが、改善は見られない。

 22年は自動化選挙だけでなく、安全措置として人力も交えた選挙にすべきだろう。選挙でばくちをするのをやめる。そうして初めて、自由に与えられた権利を尊重できる。(21日・マニラタイムズ)

おすすめ記事

熱低勢力弱める ルソン北部を通過

2025/10/24 社会 有料
有料

「スカボローから出ていけ」 中国領事館前で500人抗議

2025/10/23 社会 無料
無料

受け継がれてきた古代の文化 万博東南アジア回想⑦

2025/10/23 社会 有料
有料

国軍支持率は大統領の2倍 弱る政権で存在感拡大

2025/10/23 社会 有料
有料

治水汚職調査をライブ配信へ インフラ独立委員会が来週から

2025/10/23 社会 有料
有料

比代表が大使表敬 ミスインターナショナル東京開催で

2025/10/23 社会 有料
有料