Logo

05 日 マニラ

30°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,720

05 日 マニラ

30°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,720

失策繰り返さず改善を エドサ相乗り制度

2018/9/2 社会

 渋滞の代名詞とも言えるエドサ通りで、朝夕の混雑時に運転手1人だけ乗った車の通行禁止措置(相乗り制度、HOV)の施行導入が行われている。同様の対策はこれまでにも行われており、多くの車の窓には「ティント」と呼ばれる遮光・断熱が施されていたことなどから、効果が見られず断念していた。首都圏開発局(MMDA)の広報担当に先日、「どうすれば相乗り制度を改善できるか」と聞かれたので以下のようなアドバイスを伝えた。

 まず、同じ対策を名前を変えて繰り返しても結果は同じということだ。アルベルト・アインシュタインは「狂気」という言葉を「同じことを何回も何回も繰り返し、違う結果を求めること」と説明している。MMDAが行っていることはまさに、それなのだ。

 人々は変わらず通勤するわけだから「1人乗りをするな」と叫ぶだけでは敵をつくるだけだ。相乗り制度を本格導入するならば、首都圏各市のオフィスや学校と連携を取って相乗り制度を勧め、相乗り実行者に特典を与えるべきだ。

 ケソン市からマカティ市に通勤する人が多いならば相乗りレーンを作って、所々で客の乗り下ろしをするバスやオートバイに邪魔されずに渋滞回避できるようにすればよい。

 または駐車場やガソリンスタンドと提携し、駐車料金やガス代の割引をするべきだ。一定数以上の人が乗った相乗り車は車両末尾番号規制(ナンバーコーディング)から除外するのも良い案かもしれない。新しいアイデアを出し、良い方法を探していく以外に渋滞緩和の道はない。(27日・スター、チト・ベルトラン)

おすすめ記事

戦争の記憶を紡いだ夜 60年の歩みつないだ2人(前)

2025/9/5 社会 無料
無料

拳銃強盗2件が報告 マカティとBGC

2025/9/5 社会 有料
有料

35%が生活改善と回答 SWS世論調査

2025/9/5 社会 有料
有料

中国人3人を拘束 タウィタウィから「裏口入国」

2025/9/5 社会 有料
有料

ジプニー・トライシクル運転手にも拡大 「キロ20ペソ米」販売

2025/9/5 社会 有料
有料

デジタル国民ID取得呼びかけ 首都圏住民に対し統計庁

2025/9/5 社会 有料
有料