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第2のマラウィ占拠を許すな ISの現地最高指導者を捕らえよ

2018/3/9 社会

 国軍によると、アジアに広がるイスラム過激派、イスラム国(IS)の支持者や戦士の中で東南アジア地域における新しい現地最高指導者(エミールと呼ばれる)に指名されたのが「アブ・ダ?ル」と呼ばれる人物だという。彼は昨年のマラウィ占拠事件の最終期に国軍に殺された当時の現地最高指導者、イスニロン・ハピロンの後継者である。

 この「アブ・ダ?ル」は南ラナオ州パガワヤン町の出身で、マラウィ占拠事件でもマウテ・グループの現金輸送班を率いていた。アブサヤフのリーダーでISから現地最高指導者に指名されていたハピロンは5カ月におよびマラウィ占拠事件のきっかけとなり、マウテ・グループの指導者らと一緒に国軍スカウトレンジャー部隊に射殺された。しかし、この新指導者については、ハピロンの部下で部隊長だったことや、親戚がパガワヤン町に住んでいたことしか分かっていない。「アブ・ダ?ル」はハピロンほど過激な思想を持っていないとされるが、海外のジハード戦士らと連絡を取り合っているという。

 最近、マウテ・グループのリーダーの一人、アブドゥール・ナセル・ロモンドットがレクト通りでマニラ市警察によって逮捕された。これは比政府が米国や豪州政府の反テロ作戦を司る担当部署と協力して情報収集していた証である。ロモンドットは、マラウィ市から逃れたマウテ・グループの生き残りである313人の戦士の一人で、リーダー格10人のうちの一人と言われる。国軍によると、この男はマラウィで拉致した無実の市民を殺害し、女性や子供たちに暴力を振るったとされている。さらに、マラウィ市占拠から当局の眼をそらすために近隣のマランタオ町も襲撃している。

 国軍は出来るだけ早く、新指導者のアブ・ダ?ルを捕らえ、国内のIS信奉者らが再び結集するのを防ぐべきだ。第二のマラウィのような都市占拠を許さないために。(7日・タイムズ)

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