Logo

08 日 マニラ

33°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,680

08 日 マニラ

33°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,680

ハロハロ

2005/9/5 社会

 九月に入ると首都圏近郊の野原などで、群れをなして舞う赤トンボの数が増えた。童謡にもなっていて、日本人には親しみのある昆虫。同じトンボでも、日本では大きさや形の違いでヤンマ・シオカラ・オハグロなどの呼び名がある。フィリピノ語で「トゥトゥビ」がトンボだが、赤トンボを地元でどのように呼んでいるのか︱︱。若い人たち何人かに尋ねてみた。

 「知らない」と誰もが首を横に振る。筆者が知る限られた範囲だが、身近にいる鳥や花木の名を知らない人も驚くほど多い。赤トンボの場合は答えの代わりに「あれが低く飛んでいると間もなく雨になる」。「あの鳥は落ち穂を食べていて味がいいので高く売れる」「闘鶏に出すと強いのだが、捕まえるのに一苦労」といった説明はあっても、名前はかえってこない。

 たとえ名前は知らなくても、地元の人たちは野生の生物を生活に活かす術(すべ)を心得ているようだ。鳥のフィリピノ語名が知りたくて『フィリピン鳥類図鑑』を求めると、出ているのはすべて英語。これが、鳥の名前が普及しない一因かもしれない。いずれにしても、一度会った人の名前をいつまでも覚えているので「脱帽」させられる同じ国の人と思えない。 (濱)

おすすめ記事

住宅設備機器メーカーミラタップ1号店がフィリピンにオープン

2025/11/8 社会 無料
無料

自宅で仮想通貨詐欺拠点運営

2025/11/8 社会 有料
有料

パサイ市で密輸中古衣料を摘発

2025/11/8 社会 有料
有料

人身取引防止で合同作戦

2025/11/8 社会 有料
有料

偽造証印使用の男に有罪判決

2025/11/8 社会 有料
有料

DMWとAMLCが協定締結

2025/11/8 社会 有料
有料