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災害対策の活路を討議

2005/1/24 社会

国連世界防災会議

 ユネスコは十八日から四日間、日本の神戸市で「防災世界会議」を開催した。この会議は災害リスクの削減への国際的な関心を高めるための画期的なイベントである。

 会議は、国連などが開発計画を実行する中で、災害防止への認識を同時に呼び掛け、防災への取り組みの重要性を国家レベルから一般市民までに普及させることを目指した。

 インドネシアの首都ジャカルタで津波対策の緊急サミットが行われて以来、災害対策への重要性が認識され始めた。これを契機に神戸の防災会議が実施される運びとなった。

 大災害の発生は不可避である。その対策資金が不足すれば、災害に立ち向かう人々を脅かすことになる。会議の目的は資金を十分に提供することを誓い、国ごとで隔たりがある警戒レベルを統一することにあった。

 二〇〇四年二月、国連は「災害リスクの減少、開発への挑戦」という報告書を発行、災害に対し無防備で、災害発生の危険にさらされている世界が向かう方向について、広範囲な研究がなされた。

 その報告書は、開発が災害の発生にどれだけ関与しているかを証明する多岐にわたった研究事例を提示しており、災害リスクを削減するための国連活動の一環にもなっている。

 災害の根底にある原因を把握するのは難しくない。環境の変化、政治や経済の変動、科学技術がもたらす影響は、そのまま放置されれば、災害リスクに迎合するかのように、いつ崩れるかもしれない危険なオッズを積み重ねて行くこととなる。

 今回の防災世界会議は、災害対策に尽くす世界各国にとって、新しい方法への発見につながる最高の機会となっただろう。(18日・ブリティン)

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