漁業水産資源局(BFAR)は8日、淡水で棲息するエビとしては最大級で東南アジアで食用として広く利用されているオニテナガエビの輸入に向けた規制通達案を発表した。特に国内における孵化プロセスの確立や幼生段階後の形態のエビを輸入し国内での生産拡大につなげるほか、バイオセキュリティーを強化するための特別部会の設置などが盛り込まれた規制案となっている。今月17日から19日にかけて全国でオンラインで聴聞会を実施し、全国のエビ養殖業者や関連業者から規制案に対する意見を聴取し、修正措置を行なうという。国内のエビ養殖産業は2020年に売上高274億1000万ペソに達しており、農務省が定めた「2022~2040年国家エビ産業ロードマップ」に基づき国内市場の底上げが図られている。(15日・スター)
オニテナガエビ 輸入規制案策定
2025/9/16
経済
