日本の太平洋セメントの幹部らは19日、東京でロケ貿易産業相と面談し、同省が2月から輸入セメント製品に対して1トン当たり400ペソの関税障壁を課す貿易救済措置を発効させたことを歓迎した。2019~24年にかけて海外の安価なセメント製品が国内に流入し、国内のセメント業界の売上が減少するなど大きな影響を受けているとの申立てを受けてセーフガード措置発効に向けた調査を実施、今年2月から同措置を発効させていた。また両者は太平洋セメントがバタンガス州カラカ市で建設を開始しているルソンセメントターミナル(事業費37億2000万ペソ)についても協議した。同ターミナルは2026年初めに操業開始予定で、ルソン地方に毎年70万トンまでのセメントを供給するための拠点となる。(22日・マニラブレティン)
太平洋セメント幹部 ロケ貿易産業相と面談
2025/5/26
経済