複合企業大手サンミゲルの発電部門子会社、サンミゲル・グローバル・パワー・ホールディングス(SMGP)は比証券取引所に対し、親会社のサンミゲルに株主割当増資を実施し、総額303億ペソを調達したことを明らかにした。証券取引委員会がSMGPの資本金を37億7000万ペソから78億ペソに引き上げることを承認していたことから、割当増資が可能となっていた。SMGPはバタアン州とサンバレス州、およびバタンガス州における火力発電と天然ガス発電施設の開発に870億ペソの予算を計上しているほか、最近も環境天然資源省に対してパンガシナン州とベンゲット州における大規模揚水発電事業2案件の開発提案書を提出したばかり。これらは総発電量合計が1600メガワットに達する発電事業で890億ペソ近くの投資規模と見積もられている。同社は現在、電力供給量が608万キロワットと国内の電力市場の22.44%を占めている。(24日・スター)
サンミゲル発電部門 株主割当増資を実施
2025/5/26
経済