米国農務省の海外農業サービス局によると、フィリピンの2026年度のコメ輸入量が550万トンまで拡大し、輸入量世界1位を維持すると予想されている。比のコメ輸入量は2024年に480万トンと過去最高を記録していたが、25年はさらに12.5%増加して540万トンまで拡大すると予想されている。26年度は前年比1.85%増にとどまるとみられるが、それでも550万トンと世界トップの輸入国であり続けるという。比のコメ輸入量が拡大し続ける理由として、人口増加に加えて、観光産業の伸びや米の主食としての重要性が相変わらず高いことが挙げられている。24年度の輸入国としてフィリピンに次いで多かったのはベトナム、そしてナイジェリアだった。一方、同局では2026年の比国内の精米生産量は1230万トンと25年比2.5%増加すると予測している。(13日・インクワイアラ―)
比のコメ輸入量 世界1位維持
2025/5/15
経済