上院ブルーリボン委員長パンフィロ・ラクソン氏は、ブラカン州の洪水対策事業で3億5500万ペソの不正割当が判明したと発表した。氏は、委員会で相次ぐ台風やモンスーン豪雨は偶然ではなく、不正を浮き彫りにする契機となったとして「神の介入」と表現。内部告発者ブリス・ヘルナンデスによると、この金額は下院版予算には記載されず、最終歳出法で突如盛り込まれたもので、既に5件の事業が入札済みだという。ラクソン氏は司法省やマネーロンダリング防止評議会に即時調査を要請し、資金凍結の可能性を指摘。さらに、過去15年間の類似不正が納税者に2兆ペソ近い損失をもたらした恐れがあると警告した。
洪水事業不正「神の介入」
2025/09/13
