フィリピン稲研究所(フィルライス)はまもなくDNA鑑定したコメ品種の地元農家への配布を開始すると明らかにした。コメ競争力向上基金の種苗プログラムに基づく主要事業の一つで、DNA鑑定された同一のコメの種苗を配布し、他のコメ品種と混じらない栽培方法を提供することでコメの収穫量引上げにつなげる。同研究所は最近、国内のコメ214品種のDNA鑑定技術を確立しており、統一された品種の配布により、各コメの品種ごとの収穫量が従来より10~15%上昇すると見積もられている。比の今年上半期の籾米収穫量は前年同期比6.4%増の908万トンまで拡大し、過去最高を更新しているが、DNA鑑定の導入でさらに収穫量が拡大すると期待されている。(27日・スター)
DNA鑑定米農家へ配布へ
2025/9/30
経済
