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11月15日のまにら新聞から

首都圏警戒レベル2継続 カタンドゥアネス州が警戒レベル4に 30日までの全国の防疫規制

[ 1376字|2021.11.15|社会 (society) ]

15日から30日までの首都圏の警戒レベルが2で維持されることに決定された

 ロケ大統領報道官は13日夜、首都圏の防疫規制を30日まで現在の警戒レベル2に据え置くと発表した。マスク着用など最低限の防疫基準以外の規制が撤廃されるレベル1への緩和も検討されていたが、今回は見送りとなった。レベル2では、防疫規制下での特別営業許可を得ていないカジノや競馬などを除き、各事業所の営業が認められているが、18歳以上で新型コロナワクチンの接種を終えていない人は屋内サービスを利用できず、店舗の客席使用率も50%に制限されている。

 フィリピン大などの独立研究グループOCTAによると、首都圏の6〜12日の1日平均新規感染者数は427人で前週比で5%の減少。警戒レベルが3から2へ引き下げられたのは5日であり、緩和後も減少傾向を維持していた。

 ドゥケ保健相は9日に全国の1日の新規感染者数500〜1000人を緩和の目安として提示。目安以下になれば「レベル1へ緩和する」と発言しており、今回は緩和が見送られた。13日は首都圏だけで524人と感染者が500を超えたことも影響したと見られる。

 また、既に警戒レベル制が導入されている中部ルソンなど10地域に加え、17日から導入されるサンボアンガ半島地域などの警戒レベルも発表された。

 各地域の州・独立行政市別の警戒レベルは厳しい順から以下の通りとなっている。(竹下友章)

 【警戒レベル4(17〜30日)】ルソン地方=ビコール地域カタンドゥアネス州

 【警戒レベル3(15〜30日】ルソン地方=コルディリエラ行政区バギオ市◇ビサヤ地方=中部ビサヤ地域シキホール州

 【警戒レベル3(17〜30日)】ルソン地方=カガヤンバレー地域バタネス、キリノ、ヌエバビスカヤの3州◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域イサベラ、サンボアンガ両市

 【警戒レベル2(13〜30日)】ルソン地方=イロコス地域南・北イロコス、ラウニオン、パンガシナンの4州とダグパン市◇ビサヤ地方=東ビサヤ地域レイテ、南レイテ、北・東・西サマール、ビリランの6州とタクロバン、オルモック両市◇ミンダナオ地方=ソックサルジェン地域南・北コタバト、サランガニ、スルタンクダラットの4州とジェネラルサントス市

 【警戒レベル2(15〜30日)】ルソン地方=首都圏▽中部ルソン地域ヌエバエシハ、バタアン、アウロラ、パンパンガ、ブラカン、タルラック、サンバレスの7州とアンヘレス、オロンガポ両市▽カラバルソン地域リサール、カビテ、ラグナ、バタンガス、ケソンの5州とルセナ市◇ビサヤ地方=西ビサヤ地域西ネグロス、カピス、アンティケ、アクラン、イロイロ、ギマラスの6州とバコロド、イロイロ両市▽中部ビサヤ地域東ネグロス、セブ、ボホールの3州とラプラプ、セブ、マンダウエの3市◇ミンダナオ地方=北部ミンダナオ地域東・西ミサミス、北ラナオ、カミギン、ブキドノンの5州とイリガン市▽ダバオ地域東・西・南・北ダバオ、ダバオデオロの5州とダバオ市

 【警戒レベル2(17〜30日)】ルソン地方=カガヤンバレー地域カガヤン、イサベラ両州とサンチャゴ市▽ビコール地域アルバイ、ソルソゴン、南・北カマリネス、マスバテの5州とナガ市◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域南・北サンボアンガ、サンボアンガシブガイの3州

社会 (society)