まにら新聞ウェブ

1992年にマニラで創刊した「日刊まにら新聞」のウェブサイトです。フィリピン発のニュースを毎日配信しています。

本日休刊日

9月5日のまにら新聞から

比国内で邦人向け接種開始へ  大使館

大使館、マニラ日本人会、マニラ日本人商工会議所が邦人に接種希望調査を開始

[ 1142字|2021.9.5|社会 ]

 在比邦人向けの新型コロナワクチン接種が9月中旬をめどに開始される。これに先立ち、在フィリピン日本大使館、マニラ日本人会、マニラ日本人商工会議所が比国内での接種の希望調査を始める。6日(月)午後2時以降、マニラ日本人会、フィリピン日本人商工会議所公式サイトに専用ページが開設され、接種希望登録が可能となる予定。大使館は希望登録情報に基づき比政府と接種日、会場等を調整する。

 接種第1回は、首都圏に邦人用接種会場を開設し千人規模で行われる見込み。地方でも順次行うべく調整を進める。比政府の接種プログラムに沿って実施されるため費用は比政府負担となり無料。使用ワクチンブランドは日本で承認されている米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカのいずれかとなる。

 対象者は(1)比在住日本国籍者で、(2)比政府発行の有効な在留資格証明書を持ち、(3)これまで比国内で新型コロナワクチンの接種を受けておらず、(4)接種当日案内される同意書・問診票を提出できる——の条件を全て満たす者。希望登録時には年齢制限を設けないが、接種の案内は接種対象年齢に達してからとなる。

 接種事業自体は比政府が行うため副反応など健康被害が生じても日本政府、大使館は一切の責任を負わず、比政府の対応となる。

▽大使館の交渉実る

 比政府は外国籍者を含めた国内住民の集団免疫獲得を目指しており、大使館も比国内でワクチン接種を受けるのが困難な邦人に対し接種機会を提供すべく比政府と交渉していた。中国シノバックワクチンなど日本国内で未承認のワクチンに抵抗がある邦人の接種を促進するため、大使館の申し入れにより日本承認ブランドで邦人接種を行う方向が固まった。

 東南アジアで邦人専用コロナワクチン接種事業が決定したのはタイ、インドネシアに次ぎ3番目。2カ国ではアストラゼネカ製が使われる。

 大使館は現在問い合わせ窓口を準備中。HPでQ&Aを設けているが、それ以外の質問に関しては窓口開設まで専用メールで受け付ける。なお、休日夜間の緊急連絡先電話(邦人救護ホットライン)ではこの件について対応していない。(竹下友章)

◇希望登録先、照会先など

フィリピン日本人商工会議所 

https://www.jccipi.com.ph/(専用ページ6日開設予定)

マニラ日本人会 

https://jami.ph/(同)

在フィリピン日本大使館 

https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00533.html

大使館接種事業問い合わせ専用メール 

vaccination.philippines.japan@gmail.com

社会