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もはや祈るしかない 楽園に吹く暴風

2021/4/4 社会

 2年連続でフィリピンは新型コロナの中で聖週間を迎えた。今年の状況はさらに悪化、3月29日だけで1万人を超える新規感染者を記録した。

 人々の生活と国の経済が強いられた犠牲は壊滅的だ。統計局によると、2月の失業者数は420万人。失業率は8・8%に上昇した。1月の失業率8・7%、失業者400万人よりも増えた。これは、経済の段階的な再開では生活手段の喪失、減少を止めることができなかったことを示す。

 統計庁によると、不完全雇用も増加し、790万人が十分な時間分を働くことができず、仕事をしながらより多くの時間働ける仕事を探している。この不完全雇用は1月は16%だったが、2月は18・2%、660万人に増えた。政府は推定190万の雇用が回復したとしているが、それは不完全雇用が増えただけだ。

 ドゥテルテ大統領は、「私は国民の前で泣きたい気持ちだ」と言った。そして「暗い数カ月」に備えるよう警告した。

 首都圏と隣接する4州は、4月4日まで最も厳格な防疫強地域(ECQ)に指定された。その措置はさらに1週間延長される可能性がある。ワクチンの供給もまだ不十分だ。人々にできることはもはや祈ることしかない。聖週間はそもそも内省のための季節だ。

 新型コロナの時代においては、自身が感染しないよう注意するだけでなく、他人に感染させて命を危険にさらすことも避けなければならない。他者の健康にも責任を負うことを誓い、苦しみの終わりを願って祈ろうではないか。(1日・スター)

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