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ホットスポットにするな 避難所のコロナ対策

2020/5/17 社会

 東サマール州サンポリカルポ町で14日、土砂崩れを起こした今年初めての台風アンボ(台風1号)をベン・エバルドネ州知事は「台風ヨランダ・ジュニア」と呼んだ。太平洋に面した同州は、フィリピンを襲う台風の多くを迎えるマットの役割を果たしている。2013年11月にはスーパー台風ヨランダが上陸、タクロバン市など東ビサヤの他の地域とともに同州は壊滅的な被害を受け、ギアン町では土砂崩れが起きた。

 カテゴリー5のハリケーンと勢力が同等だったヨランダほど、アンボは強力ではないが、襲ってきたのは、比が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)と戦っている時だ。普段は災害時の避難所として利用されている学校など、各地の施設の多くがコロナ感染者の隔離・検疫施設に転用されている。

 こうした避難所は以前から常に不適切で、過密な状態が続いていた。今回も混雑のため、コロナ感染を防ぐために重要な安全な距離の順守がほぼ不可能になっている。エバルドネ知事は同州の避難所の状況を「悪夢」と表現して、政府に支援を訴えた。

 台風シーズンは始まったばかりだ。ワクチンや治療法がない中で、国がコロナ感染を封じ込めようとしているが、年内には台風が十数個は発生するだろう。避難所は病原体が伝染しやすく、適切な衛生管理ができていない。過密状態や衛生設備の不備が、特に子どもや高齢者の病気の発生につながる。政府は避難所を新型コロナウイルスのホットスポットにしてはならない。(16日・スター)

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