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　国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会は、北朝鮮の昨年11月末から１カ月間の石炭輸出量を公表。昨年採択した対北朝鮮制裁決議で定めた輸出上限に対し量で約２倍、金額では約3.5倍だったことが分かった。

　北朝鮮の最大の石炭取引先である中国は、昨年の時点では制裁決議を厳密に履行していなかったことになる。今月19日から中国は米国などの圧力を受け、北朝鮮からの石炭輸入を今年いっぱい停止する措置を導入した。

　決議は採択された昨年11月30日から同年末までの北朝鮮産石炭輸出を金額で約5300万ドル（約60億円）、総量で約100万トンに制限。同期間の実際の輸出額は約１億8400万ドル、輸出量は約200万トンだった。（共同）