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反捕鯨団体「シー・シェパード・オーストラリア」は30日、南極海での日本の調査捕鯨を阻止する作戦に12月から着手すると表明した。新しい妨害船の投入を予告し「初めて日本の調査船を追い越すスピードを得た」と強調。衝突など不測の事態が懸念される。
日本鯨類研究所（東京）は23日、米連邦地裁での調停で、シー・シェパードの米団体との間で、日本側の調査船に対する妨害行為を永久に行わないことなどで合意したと発表した。
しかし、妨害の実動部隊となっているオーストラリアの団体は米団体と組織が別として、妨害を続ける考えを示していた。訴訟の影響を避けるため、米国とオーストラリアの団体を徐々に切り離す対策を進めていたという。（共同）
