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　ミンダナオ地方の南コタバト州の警官３人がこのほど、令状なしで賭博現場の手入れを行い、賭場にあった掛け金の全額をごっそりいただいてしまう不祥事が発覚、この３人は休職処分となった。

　令状なしの手入れ事件は、３月末に同州のコロナダル市の住宅で発生。警官３人が賭けが行われている現場に踏み込み、掛け金を「証拠品」として押収した。警官は窮地に陥って青くなった胴元をその場で拘束し、署ではない別の住宅に連行し、おきゅうをすえたらしい。

　コロナダル市の警察は暴力団摘発に力を入れていた矢先だっただけにマガロング署長はかんかん。この署では最近、麻薬取引人から押収した証拠品の「シャブ」を別の警官が密売していた事件が発覚したばかり。（31日・スター）