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11月15日のまにら新聞から

「比日VFA締結を」 国防相、上院議長が発言

[ 608字|2022.11.15|政治 (politics) ]

国防相と上院議長、「自衛隊との連携が必要」として比日訪問軍地位協定の締結を支持

 ファウスティノ国防相は14日、「比日両政府が比日訪問軍地位協定(VFA)の締結を望んでおり、国防省もそれを支持する」と発表した。同相は「西フィリピン海(南シナ海)について利害を共有する。締結されれば、現在オブザーバーとして参加している合同軍事演習への本格参加が可能となる」と説明した。これに先立ち、上院のズビリ議長は上院本会議で「比日両国は米国と軍事同盟を結んでおり、有事の際は自衛隊との緊密な連係も必要だ」と主張。比日VFAの締結に関して、条約批准権を持つ上院の支持を表明していた。

 比日両国ともに、相手国軍の法的地位を定める協定を結んでいるのは米国、豪州の2カ国のみ。4月に初開催された比日外交・防衛担当閣僚会合(2プラス2)では、比軍と自衛隊の相互訪問を円滑化する枠組み作りへの検討を開始することで一致していた。日本と豪州間で1月に署名された、訪問軍の地位や相互訪問の手続きを定めた協定は「円滑化協定」(RAA)という名称になっている。

 比日間では防衛装備品・技術移転協定が締結されているほか、食料や弾薬を相互供給する「物品役務相互提供協定」(ACSA)の検討も始まっている。訪問軍の地位に関する協定が締結されれば、日豪関係のような「準同盟国」に近づく。

 日本政府は1月に豪州と円滑化協定に署名。英国とも同協定締結を目指しており、米国を介した間接同盟国との「準同盟国」化を進めている。(竹下友章)

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