証券取引委員会(SEC)のフランシス・リム委員長は8日、昨年度の決算報告で純益が1兆ペソ近くまで拡大したと報告しているマニー・ビリヤール氏が率いる国内不動産大手のビリヤール・ランド・ホールディングスに対する財務調査を開始したことを明らかにした。同社は昨年度の決算報告で「投資した不動産の公正価格の見直しによる収益拡大」により純益が9997億2000万ペソと、23年度の14億6000万ペソから683倍まで大幅に拡大したと報告していた。しかし、昨年の収入は不動産物件販売の低迷により35億8000万ペソと前年比25%縮小している。SECは財務調査で特にこの純益と企業の時価総額について徹底的に調査を行うとしている。(11日・マニラタイムズ)
ビリヤール不動産事業 SECが調査へ
2025/8/12
経済