フィリピン統計庁によると、今年1~3月期の国内の農林水産物に関する農業生産高が4377億4000万ペソと前年同期比1.9%増加した。農業生産高は昨年4月以降、3四半期連続で前年同期比で落ち込んでいた。特にエルニーニョの影響と連続台風の被害拡大で、昨年7~9月期の農業生産高は同3.6%減、10~12月期も同2.2%減といずれも落ち込んでいる。今年第1四半期は天候が良かったことが農業生産高の伸びにつながったという。品目別ではコメやトウモロコシなどの穀物生産高が2496億1000万ペソと1%増だったのに対し、畜産業が752億2000万ペソで同9.4%増と大幅に伸びたほか、水産業も551億ペソと同1.5%増と拡大した。(7日・マニラブレティン)
1~3月農業生産 前年実績比1.9%増
2025/5/9
経済