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　中東カタールの食品・乳業最大手バラドナがフィリピンの農務、貿易産業両省と提携し、比で乳牛の飼育から乳製品製造までを行う統合乳業施設の建設（事業費５億ドル）を計画している。近く候補地５カ所を視察する予定。農務省が14日発表した。誘致が実現すれば比で最大規模の乳業メーカーが誕生することになり、2020年時点で年間2671万リットルの比の牛乳生産量を１億2000万リットルに引き上げることが可能という。比は牛乳など乳製品の大部分を輸入に頼っており、乳製品国産化にはずみがつくと期待されている。バラドナは従業員数1650人以上、約２万4000頭の乳牛を260万平方メートルの施設で飼育しており、毎日450トンの生乳を生産している。カタールでの乳製品の市場占有率は95％。比に進出した場合、約２千人の従業員を雇用する予定という。（15日・インクワイアラー）