バタアン州ディナルピアンの拘置所で8日朝、窃盗、強盗罪などに問われ公判中の収監者10人が脱獄した。うち1人はまもなく逮捕されたが、9人は依然、逃走中という。隣町で行われる式典準備のために警官がかり出され、人手不足になったところを狙われた。地元警察の調べでは、収監者は5日間かけて便所の壁に穴を開け、脱獄した。「工具」にはコンクリート片を使ったとみられている。警備にあたっていた警官の多くは、侵攻した日本軍と勇敢に戦ったフィリピン人をたたえる9日の「英雄の日」の記念式典のため、隣のサラマト町に出掛けていたという。(テンポ)
「英雄の日」の準備中に10人脱獄
2001/04/15



