クリスマスシーズンの到来で社会福祉省は、「物乞い」を目的に首都圏を訪れる少数民族の対処に頭を悩ましている。毎年9—12月にピナトゥボ火山噴火で被災したアエタ族やミンダナオ島の海洋民族、バジャオが首都圏の各地で市民から金銭をねだる。栄養失調や皮膚病にかかる少数民族が多いが、同省は「彼らを保護し地方へ帰しても首都圏へ戻ってこない保証はどこにもない」と話している。(27日・Pジャーナル)
少数民族の「物乞い」に苦慮
1999/10/28



