南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が軍事目的とみられる建造物を建設している問題で、ロイロ・ゴレス下院議員はこのほど開いた記者会見で、「建造物は覚せい剤の製造拠点や薬物密輸入の中継基地として使用される可能性がある」と語った。フィリピン国内で流通している覚せい剤などの薬物の約8割は、中国、台湾からパラワン島などを経由して持ち込まれている。同下院議員は、「建造物があるパガニバン環礁は、パラワン島から120カイリ(約220キロ)しか離れていない。薬物の中継基地として格好の位置にある」と指摘している。(23日・Pジャーナル)
南沙諸島の中国の建造物は「麻薬基地」?
1999/01/24



