法務省は21日、ハリー・ロケ元大統領報道官が2冊の一般旅券を所持している疑いがあるとして、正式に調査に着手する方針を示した。政府職員でない者が複数の旅券を持つことは原則として認められていない。レムリア法相は「外交旅券と一般旅券の併用は現職公務員に限られる」とし、外務省と連携して詳細を確認すると述べた。ロケ氏には、パンパンガ州アンヘレス市地裁が加重人身取引容疑で逮捕状を出しており、法務省はこれを受けて旅券の無効化を請願している。報道によれば、ロケ氏は昨年末に出国し、オランダ政府に政治亡命を求めている。さらにレムリア氏は「出国経路はタウィタウィからボートでマレーシアのサバ州シパダンを経由した可能性がある」との見方を示した。(28日、テンポ)
ロケ氏が複数旅券所持か 法務省が調査へ
2025/05/29
