国家警察本部支援部隊（ＰＮＰ―ＨＳＳ）隊員が、本部内と周辺での緊急事態対応力を高めるため、訓練と講習を受けていることが分かった。５日、約50人のＰＮＰ―ＨＳＳ隊員が「銃乱射事件対応戦略セミナー」に参加した。セミナーは部隊司令部と諮問委員会の連携で実施。今後、人質事件や報道対応に関する講義や実技も行う予定。講義だけでなく、模擬訓練や即応力の向上を図る。講師には刑務所管理局や誘拐対策部隊の関係者も含まれる。２００６年11月30日には本部内で警察官による発砲と手りゅう弾投てき事件があり、１人死亡、６人が負傷。この際、ＰＮＰ―ＨＳＳ職員が容疑者を銃撃し、無力化した。本部には、危険度の高い拘束者を収容する施設もあり、緊急対応力の強化が求められている。（14日、Ｐジャーナル）