首都圏ケソン地裁はこのほど、テレビ局の取材を受けた際、裁判所を侮辱する発言をしたとして、マーリン・アギラさんに罰金２万ペソの支払いを命じた。アギラさんは、大統領府高官の息子を射殺した疑いで逮捕、起訴されたジェイソン・アイブラー被告の母。テレビ局ＧＭＡ７の取材に対し、「地裁の法廷内で何度も脅された。担当判事を殴ってやりたい」という趣旨の発言をした。担当判事は当初この発言を無視したが、３月末になって罰金の支払いと法廷への出入り禁止を命令。不服申し立てがなかったため、４月中旬に命令が確定した。アギラさんは、国民的歌手フレディ・アギラさんのきょうだい。アイブラー被告が逮捕された2010年１月、同被告をかくまおうとするなど過剰な「母の愛」が話題を呼んだ。（23日・テンポ）