治水事業汚職疑惑に関する調査が上下両院の議会でそれぞれ進められていることに関し、国内有数財界団体マカティ・ビジネス・クラブ（ＭＢＣ）は12日、マルコス大統領が最近設置した「インフラ独立委員会（ＩＣＩ）」に議会の調査を引き渡して一元化するよう求めた。ＭＢＣによると、上下両院議会における汚職疑惑調査については、調査する側の議員の利害関係に影響されるとの認識や、組織内部で処理するとの見方が強まれば議会のイメージを損なう可能性があることからＩＣＩ調査を優先すべきだとしている。また、インドネシアやネパールで発生した反乱が比でも繰り返されるのを防がなければならず、ＩＣＩに結果を出させるチャンスを与えるべきだと訴えている。（13日・マニラタイムズ）