統計庁によると、今年4~6月期の国内の農業生産額が4375億3000万ペソとなり、前年同期比5.7%増まで拡大した。1~3月期に記録した同伸び率1.9%を大幅に上回った。4~6月期におけるコメととうもろこしの生産額はそれぞれ13.9%、および27.3%増と2ケタの伸び率と好調だった。穀物生産が農業生産全体の56%を占めた。また、養鶏業生産額も750億7000万ペソと同7%増加し、復調傾向を示した。しかし、養豚や水牛などの養鶏を除く畜産部門生産額は596億ペソで同5.9%減と依然アフリカ豚熱など感染症の影響でマイナス成長となっている。また、水産業部門も生産額が579億6000万ペソと同4.2%縮小した。これで1~6月期の農業生産額は8755億6000万ペソとなり前年同期比3.8%増となった。業界関係者の間では25年の農業生産が23年水準まで回復するとの見方が出ている。(7日・スター)
4~6月農業生産 5.7%増と成長拡大
2025/8/8
経済