貿易産業省によると、フィリピンと欧州連合の間における包括的自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉の第４回目の協議が10月に行われる予定。６月に行われたブリュッセルでの第３回協議に参加したアラン・ゲプツィ貿易産業次官が明らかにしたもので、次回の協議では市場アクセスを中心に協議される見込み。同省によると、比ＥＵ自由貿易協定は比にとりこれまでで最も包括的な自由貿易協定となる見込み。モノやサービスの貿易や原産地規定、資金移動や支払い、セーフガード措置や競争政策、関税やデジタル貿易、エネルギーや原材料、政府調達や知財権、持続可能な食糧システム、貿易救済措置などに加え、デジタル条項も追加される見込み。昨年の比とＥＵ間の貿易は、比の輸出額が81億ドル、輸入額が75億ドルとなっており、比の貿易相手国・地域としては５番目に大きな相手。（22日・マニラタイムズ）