エネルギー省のマイリーン・カポンコル次官補はメディアに対し、同省と再生可能エネルギー発電事業開発契約を結んだもののほとんど進捗していない開発契約に対する監視を強化していることを明らかにした。また、同省は現在、契約を破棄した再エネ事業計画を他の開発事業者に委託できる新制度の採用を検討しているという。同省によると、今年２月までに結ばれた再エネ発電事業開発契約の数は1400件を越え、その発電量合計は154メガワットに達する。このうち太陽光発電事業が569件、水力発電が420件、風力発電が307件、バイオマス発電が74、地熱発電が32件、波動発電が９件となっている。同省は昨年10月時点で最低105件の再エネ発電開発事業が計画通りに進捗していないことを確認している。そのうち太陽光53件や水力17件、風力10件や地熱発電５件などを含む88の事業案件が開発前段階から全く進捗していないと認定されている。（21日・スター）