中央銀行によると、5月の政府の総外貨準備高が前月比0.1%増の1054億6000万ドルに上昇した。前年同月の1050億1000万ドルに比べると4億5000万ドル(0.4%)分上昇している。前年比での伸びは中銀保有の金資産の評価額が上昇したことが主な要因だという。中銀保有の金資産は前月4月の133億4000万ドルから5月には137億3000万ドルと1カ月で2.9%上昇した。一方で、中銀による対外投資は864億2000万ドルで前年比0.3%減少している。リサール商業銀行のチーフエコノミストであるマイケル・リカフォート氏は「中銀の保有する金資産が過去最高の評価額にまで上昇したことから、総外貨準備高の拡大に貢献した」と分析している。(7日・スター)
5月総外貨準備高 1054億ドルに上昇
2025/6/9
経済