政府系企業のフードターミナル(FTI)は27日、クラーク国際空港(CIAC)との間で、同空港の管轄する用地46ヘクタールに36億ペソを投じ、食糧交易拠点を建設することで合意した。同拠点は「バグサカン・ナン・バーヤン・メガ(BBM)フード・ハブ」と呼ばれる大規模農産物・食料品交易センターとなる予定。具体的には、農作物や食料品の卸売市場や食料貯蔵庫、食料加工場、ロジスティック拠点、アグリツーリズムの拠点として利用するほか、ハラル認証エリアや「1町、1商品」事業(OTOP)向けのスペースも設ける予定。合意書によると、FTIはこの用地を25年間賃借りし、2026年初めにまず10ヘクタール分の土地で拠点の一部建設事業を行なう。政府はクラークの他に、ミンダナオ地方ブキドノン州で40ヘクタール、またケソン州でも30ヘクタールの土地にそれぞれ食糧交易拠点を建設する予定。(28日・マニラタイムズ)
食糧ハブ建設に36億ペソ投資
2025/10/30
FTIとCIACの食糧ハブ建設に向けた合意書を締結する関係者ら=農務省ホームページ




