米金融サービス大手、S&Pグローバル・レーティングスは、フィリピンの2025年度国内総生産(GDP)伸び率予測を従来の5.9%から5.6%に下方修正した。政府目標である5.5~6.5%の範囲内にはとどまる見通し。また、26年成長率予測は5.8%に若干拡大するとした。25年の成長率予測を引き下げたのは今年上半期の成長率が5.4%にとどまったことが主な理由。また、国内外の経済動向の不透明性の強まりから外国直接投資などの投資流入が冷え込む可能性があるほか、貿易赤字拡大が続くことも挙げている。一方、S&Pは比の25年インフレ率は1.8%と24年の3.2%から大幅に減少すると予測。26年は3%、27年も3.3%と穏やかに上昇する見通し。政策金利は年内に4.75%、26年に4%まで引き下げられると予測した。(24日・スター)
25年成長率は5.6% S&Pが下方修正
2025/9/26
経済
