第25回全国マグロ会議が3日に開催され、演説したラウレル農務相は「2024年度のマグロ産業が強いパフォーマンスを見せたものの、それで自己満足に陥ってはならない。業界は今、気候変動や世界的持続可能性規則の遵守、労働問題や違法漁業などの荒海に直面している」と述べ、真剣に対策に乗り出すよう訴えた。比統計庁によると、昨年のマグロの水揚げ量は49万4047トンと前年比20.56%増加し、輸出額も米国や欧州からの需要が依然堅調で5億1447万ドルと同31%まで拡大している。しかし、ラウレル氏は生産者や加工業者、規制機関などが連携を強化して、科学に基づくストック管理やトレーサビリティへの投資、漁民への支援や世界基準の適用などに舵を切るよう求めている。(4日・スター)
気候変動や労働問題に対処を マグロ会議で農務相
2025/9/5
経済
