ヒマラエスデモウラ在フィリピン・ブラジル大使によると、比とブラジル政府関係者は近く、比政府によるブラジル産食肉や家畜関連産品に対する感染症拡大による輸入禁止措置の実施について、ブラジルの国全体ではなく、感染拡大が発生した同国の地域や州を対象に限って実施することを定めた新たな合意が結ばれる見込み。比政府はこれまで感染症などの拡大に基づいて畜産物に輸入禁止措置を加える際に地域的な感染拡大であってもブラジル全土を輸入禁止措置の対象としてきた。畜産物禁輸措置の地域化が実現すれば、これまでより安定したフィリピンへの食肉供給が見込まれるとしてブラジルの食肉業者組合などが要請を行ってきた。一方、比農務省はこのほど、届出伝染病の一つであるランピースキン病の感染拡大が発生している牛や水牛、その食肉製品や乳製品などの輸入を一時的に禁止する措置を発効させた。(10日・インクワイアラ―)
畜産物禁輸の地域化 比ブラジル合意へ
2025/8/12
経済